借り入れをする前にしておきたい返済シュミレーション

お金を借りる前に必ずしておいた方がいいこと、それが「返済シュミレーション」です。

お金を借りた時、誰もが「これからの収入はできるだけ返済に回していこう」と考えるものです。しかしこのように頭の中だけで「こうしよう」などと考えているだけではダメなのです。キャッシングというのは簡単に借りることができるのが最大のメリットであり同時に最大のデメリットでもあるのです。

最初に必ず返済計画をきちんと立てておかなければ、「こんなはずじゃなかったのに・・」なんて後悔することになるかもしれませんよ?

◆借入金額を決める
まずは借り入れしたい金額を決めましょう。複数の使用目的がある場合はそれをきちんと全て紙に書き出しましょう。そしてそれぞれにいくらお金がいるのかを記入して合計します。合計金額を出した後はもう一度リストを見なおして、全ての使用目的に対してその金額が本当に必要なのかを再確認しましょう。

◆収入と返済可能額を確認する
毎月いくらの収入があるのか、そしてそのうちいくらを返済にあてることができるのかをしっかり確認しておきます。

◆シュミレーションを使う
では実際にキャッシングを利用したい会社のホームページサイトにいってシュミレーションをしてみましょう。シュミレーションでは希望金額と返済期間、金利を記入すれば、毎月の返済額が自動的に計算されます。しかしこのシミュレーションをする前に勘違いをしてはならないことがあります。

「返済期間を長くすれば毎月の返済額が少ないからラクだよね」
「金利は多分、真ん中くらいの8.5%くらいが適応されるんじゃないかな」

このように考えてシミュレーションしてしまうと実際に借り入れをしてみて後悔することになるかもしれません。まず返済期間が長ければ長いほど、確かに毎月の返済額は減りますが、その分、多くの利息を払うことになるので支払総額がグンと増えてしまいます。

またほとんどの方が最高金利を適応されます。金利は利用金額によって決まります。利用限度額の上限いっぱいまで借りなければ最低金利は適応されません。ですから必ず、シミュレーションではできる限り短い返済期間で、そして金利は最高金利に設定をして計算をしましょう。

こうして毎月の返済額が出るわけですが、それだけで判断してしまってはいけません。必ず全部でいくらの利息を支払わなければならないのかを確認しておいて下さい。もし自分の毎月の収入に対して返済金額が苦しいと感じるようでありましたら、返済期間を延ばすのではなく可能な限り希望金額の方を減らすことをオススメします。

◆繰り上げ返済をしていく
現在ほとんどの消費者金融会社では返済の計算方法に残高スライド方式をとっています。これは毎月の返済によって減っていく残高に合わせて最低返済金額が変動していく方式です。毎月きちんと返済していくと徐々に最低返済金額が減っていきますので、一見らくになったと感じますが、実は支払い回数は増えるのでその分、利息を支払う回数も多くなってしまいます。

「毎月必ずこれだけは返して下さいね」がいつの間にか「毎月これだけを返してくれたらいいですよ」に感じてきたら危険信号です。余分なお金ができたら毎月の最低返済額に惑わされずにドンドン上乗せして繰り上げ返済をしていきましょう。

このようにキャッシングを申し込む前に返済シミュレーションをして自分の収入に見合った借入金を決め、その後の返済計画もきちんと立てておきましょう。キャッシングをした後は繰り上げ返済を積極的にしてできるだけ早めに完済してしまうことをオススメします。

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