お金を少しでも低金利で借りるために知っておきたいこと
お金を借りる時に一番重要視しなければならないのが金利です。ほんの数%の違いであっても返済期間が長くなればなるほどその差はとても大きくなります。
初めて借りる方はついついテレビの宣伝などでよく流れている大手消費者金融に目が行きがちです。確かに消費者金融は審査も甘く融資もスピーディであり、申し込んでから現金を手にするまで、あっという間です。2010年にグレーゾーンが廃止され、金利は従来と比べてかなり低くなりましたがまだまだ高めです。
お金の借り入れは何も消費者金融だけが手段ではありません。派手な宣伝に惑わされず他の方法も考えてみましょう。
◆銀行カードローン
低金利といえばやはり銀行です。消費者金融のカードローンの最高金利が平均18%、銀行カードローンは平均15%。何と3%も違います。この数値の違いでどのくらい支払う利息に差が出るのでしょうか。
たとえば50万円を36ヶ月間借りた場合、18%での利息は14万7811円、15%での利息は12万1697円でその差は2万6114円にもなります。
また銀行カードローンは総量規制の対象外です。総量規制とは2010年に施行されたまだ比較的新しい法案で「年収の3分の1以上は借りることができない」という制度です。消費者金融でしたら100万円借りるのに300万円の年収がなければ借りることができませんが銀行カードローンでは利用限度額の上限いっぱいまで借りることができます。また100万円以下の借り入れでしたら収入証明書が不要の銀行もありこれも大きなメリットと言えるでしょう。
デメリットとしては消費者金融に比べて審査がやや厳しく、また融資までも少し時間がかかるということです。※最近では銀行でも即日融資可能なところも出てきました
◆信用度を上げる
低金利な銀行などの審査に通るためには信用度を上げなくてはなりません。銀行カードローンも消費者金融と同じように基本は連帯保証人なし無担保で借りることができます。何を担保の代わりにしているのかといいますと、申し込み人の「信用できるレベル」です。そしてこの信用できるレベルの基準となる情報を記録しているのが個人信用情報機関です。
この個人信用情報機関には私たちが今までに借り入れをしてきた債務履歴や返済履歴、そして延滞履歴、借り入れをしている件数などのデーターが全て記録されています。銀行だけでなく一般の消費者金融も融資の申し込みを受けると、この個人信用情報機関にアクセスをして申し込み人の過去の履歴や現在の契約情報や返済状況をチェックします。
この信用度を下げてしまいますといわゆるブラック指定となり融資自体が受けれなくなる可能性もあります。信用度を上げるためには、まず他から借り入れをしている場合、延滞をせずにきちんと返済をする。そして借り入れ件数は3社までに数を抑えておきましょう。
◆銀行の総合口座の自動融資
銀行のカードローンよりもさらに低金利なのが、銀行の総合通帳に付属している自動融資です。定期預金をしていればその預け入れ金額の90%を融資してもらうことができます。金利は定期預金の年利+0.5%という低さです。また万が一返済ができなくなったとしても定期預金を解約して返済に回せば借金が膨らむことはありません。
このようにお金の借り入れ方法は何も消費者金融だけではありません。銀行のカードローンは審査基準や融資スピードの面さえクリアすることができれば消費者金融よりもオススメです。しかし低金利と言ってもお金を借り入れするわけですから、返済計画だけはしっかりと立ててから利用するようにしましょう。