カードローンの失敗しない使い方

カードローンは私たちの生活にグンと身近になってきています。ネットで簡単に申し込めますし、受け取りや返済もコンビニのATMなどで24時間いつでもできます。しかしだからといって安易に利用するのは良くありません。

計画のない借り入れや返済を繰り返していたらいつの間にか多重債務者になり自転車操業をしている・・なんてことになってしまっては大変です。そうならないためにも上手な借り入れ方法と返済方法を確認しておきましょう。

◆低金利のカードローンを選ぶ
カードローンを選ぶ時に一番大切なのは金利です。金利とはたとえばCDのレンタルショップのレンタル料みたいなものです。それぞれのショップでレンタル料は違いますよね。それと同じでカードローン会社からお金を借りる時には支払う利息を少しでも減らすために低金利なところを選ぶべきです。

金利の見方ですが、ほとんどの大手消費者金融のホームページサイトを見ると最低金利○○%~最高金利○○%と大きく出ていますよね。最低金利は利用限度額の上限まで借りる人でなければ適応されません。そもそも現在では総量規制といって年収の3分の1以上の借り入れはできなくなりました。つまり利用限度額500万円借り入れできる人は年収が1500万円でなければいけません。

実際にカードローンを利用される方は10万円~50万円の借り入れが一番多いと思いますので、ほとんどの方が最高金利を適応されます。ですから必ず各カードローン会社の金利を比べる時は最高金利を見て判断するようにしましょう。

◆返済シミュレーションをする
低金利のカードローン会社を見つけることができたら、今度はその金利で利息の計算をしてみましょう。

利息の計算方式は「借り入れ金額×実質年率÷365日×返済日数=利息」です。

たとえば50万円を金利18%で30日間借りたとすると、500000×0.18÷365×30=7397となりますので507397円が総支払い返済額となります。

計算が面倒だという方は各消費者金融会社のホームページサイトにはたいてい返済シミュレーションがありますのでそれを利用されるとよいでしょう。

◆複数のカードローン会社に同時に申し込まない
私たちがローンを組んだ契約も返済履歴もまた延滞履歴なども全て個人信用情報機関に記録されています。あなたがもし同時に複数のカードローン会社に申し込みをすると、そのことは個人信用情報機関からの情報でカードローン会社にお見通しになってしまいます。

つまり複数のカードローン会社に同時に申し込むということは「将来、多重債務者になる可能性がある」と見なされ、いわゆるブラックに指定される危険性があります。ブラックに指定されてしまうと、まだ実際に借り入れをしていないのにもかかわらず、申し込み審査に通ることができません。ですから複数のカードローン会社の同時申し込みは避けましょう。

◆繰り上げ返済をしていく
返済方法はほとんどの消費者金融会社が残高スライド方式です。この方式は月々の残高に合わせて最低返済額が変動していきます。毎月きちんと返済していけば最低返済額も減るのでラクになったと感じますが返済期間は長くなり、その結果、支払う利息の回数も増えてしまいます。できるだけ繰り上げ返済をして利息分を減らしましょう。

◆家計簿をつける
昔ながらの地味な方法ですが、これほど返済計画に利用できる賢い方法はありません。毎日の支出だけでも記録していきましょう。

これらのことに気をつければカードローンはいざという時には強い味方となってくれます。借り入れと返済方法をきちんと計画して失敗しない使い方をしましょう。

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