利用しなくなったカードローンを解約した方がいい理由とは
もう今は利用しなくなってしまったカードローンやクレジットカードなどが手元に残っていませんか?
お金を借りる時に作ったけどローンの返済はすでに終了してしまい、それからは全く使っていないカードローン。また入会キャンペーンや特典などにつられて作ったけど結局一度も使っていないクレジットカードなど。多い人で4、5枚はあるのではないでしょうか?ハサミで切って保管していても意味がありません。それらのカードを今後使う予定がないのでしたらキッパリ解約してしまいましょう。
◆無駄な年会費
クレジットカードは年会費が発生するものがあります。年会費無料だと思って安心していたクレジットカードでも、年間で一度も利用してない場合などに会費が発生するカードもありますから油断できないですよ。一度、利用項目を確認してみましょう。
◆盗難の危険性
使わなくなったカードローンやクレジットカードというのは保管しているという意識も薄くなります。場合によっては所有していることすらすっかり忘れてしまうこともあるでしょう。そんなカードを知らないうちに盗まれて、カード会社から多額の利用明細がきてからビックリ仰天!なんてことになってしまったらもう後の祭りです。
◆保有しているだけでも心象が悪くなる
信用情報機関の存在をご存知でしょうか?わたしたちが銀行や消費者金融会社からお金を借りた債務履歴などが全て記録されています。もちろん延滞履歴なども記録されているんですよ。各銀行や消費者金融会社は借り入れの申し込みを受けるとまずこの信用情報機関にアクセスをして申し込み人の履歴をチェックし、貸すか貸さないかを決めるワケです。
ですからもちろんカードローンやクレジットカードを作ったことは信用情報機関に記録されてしまっています。カードローンもしくはクレジットカードを使わない状態であっても保有しているということは「いつキャッシングに走るかわからない」と判断され借り入れの審査が通らなくなる場合があります。
とくに複数のカードを所持している場合は多重債務者になる可能性があると判断されるかもしれません。そうなると慎重な対応を取られてしまい、たとえ借り入れすることができても利用限度額を低く抑えられてしまうかもしれません。
「キャッシングなんてしないから関係ない」と思われている方、いえいえ、そんなことはありませんよ。たとえばマイホームを買うときに一括現金で支払うなんて難しいですからローンを組む方がほとんどですよね。そんな時に銀行からお金を借りることができないなんてことになりかねません。ですから使わないカード類は解約しておいた方が無難なワケです。
◆解約する時の注意する点
たくさんカードがある場合にはそれを一度に解約するのはやめておきましょう。信用情報機関に「一度に解約しなければならない何か理由がある」と疑われてしまうかもしれません。またほとんどのカード会社では電話一本でオペレーターに告げるだけで解約できると思いますが、解約したカードは念のためハサミで切ってしまいましょう。
このように私たちが利用しているキャッシングや返済状況などは信用情報機関に記録されているということを覚えておきましょう。カードローンやクレジットカードを全て解約して保有していない人でも安心はできません。携帯を分割払いにしている方は大勢おられますよね?携帯電話料金の滞納もしっかりと信用情報機関に記録されてしまいます。
いざクルマを買おうと思った時にカーローンが組めない!なんてことにならないように気をつけたいものです。