なぜ落とされてしまうのか?銀行ローンの審査基準とは

「また落とされてしまった・・」ガックリと肩を落とすあなた。いったいどこが悪くて審査に落とされてしまうのでしょうか?

銀行や消費者金融などでお金を借りる前に誰もが通過しなければならないのが審査ですよね。落とされてしまっても銀行は「ここが悪かったからだよ」なんて教えてはくれません。共通する審査基準を確認しながらセルフチェックをしてみましょう。※細かい審査基準は各銀行ごとに違いますのであくまでも目安です。

◆他社の借り入れ件数
審査に落とされる一番の大きな原因は他のローン会社の借り入れ件数が多いことです。ここでのポイントで重視されるのは借り入れ金額よりも件数だということです。つまり大きな額の借入金でも利用している件数が少ない方が、たとえ少額の借入金でも利用している件数が多い方より、審査に通りやすいのです。ですから利用しているローン会社が多数ある場合はできるだけ少なくまとめてしまいましょう。また使っていないカードローンやクレジットカードなどは解約してしまいましょう。

◆年収と勤続年数
やはり審査の大きな基準となるのが年収でしょう。誰でも無職で年収がない人物にお金を貸したくはありません。安定した年収がある人物に貸した方が安心なのは当たり前のことですよね。また勤続年数が短いのもネックになります。このように、年収が少ない、勤続年数が短いなどという事実はどうしようもありませんが、キャリアアップのために転職した場合などは年収が増えていく可能性もあります。このような場合は単純に年収、勤続年数で判断されてしまわないようにもし資料などがあれば申し込み時に一緒に提出しましょう。

◆申し込み用紙の書き方
意外と見落としがちなのが申し込み用紙の書き方です。もちろん年収や勤続年数をごまかして書くなどというのは論外ですし、全ての欄を埋めていないのも良くありません。審査では借り入れる申し込み者の姿勢を詳しく見てきます。とくに銀行などと違い、保証人なし、無担保で貸付をしてくれる消費者金融会社では信用が担保と同じですから借りる姿勢をとても重要視します。申し込み用紙に空欄が目立ったり、誤字脱字などがあれば「本気で返す気があるんだろうか」「本人ではないのかもしれない」と疑われてしまう可能性がありますので気をつけましょう。

◆連絡先の電話
申し込み用紙に記入する電話は携帯電話の番号よりも固定電話つまり家電の番号の方が多少有利に査定されるかもしれません。固定電話ですと居住する場所がきちんとあるという証拠になるからでしょう。

◆過去の債務履歴
一度でも過去に借入金の取引があると信用情報機関というところにその記録が残ってしまいます。借り入れの申し込みを受けた銀行や消費者金融会社はまずこの信用情報機関で申込者の債務履歴をチェックします。もし過去に延滞した履歴があった場合は審査に通らないことがあります。自分の債務履歴を確認したい場合は信用情報機関に申請すれば手数料はかかりますが本人であれば履歴内容を郵送してもらえます。審査前に不安な方はチェックしておくのもよいでしょう。

このように銀行や消費者金融会社は審査基準をもとにして申し込み人の属性を決めます。属性というのは各銀行や消費者金融会社が独自のデータを元に決める申し込み人のタイプのことです。今まで利用してきた顧客のデータと申し込み人のデータを照らし合わせて一番近いタイプを割り出すわけです。この属性が最悪なタイプだと判断されてしまうと審査に通らない場合があります。先に述べてきました事項を改善し、少しでも良いタイプにすることで審査の合格率アップに繋がるでしょう。

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