キャッシング枠の増額を依頼する前に確認しておくこと
キャッシングの申し込みをすると審査によって利用限度額を決められます。利用限度額が50万円の枠の場合、その枠内で借り入れ返済を繰り返して何も問題がなければ良いのですが、急な出費などで50万円の枠では足りない時もあるでしょう。そのような時に申し込みたいのが利用限度額の増額依頼です。では増額の依頼を受けてもらうためのポイントをみていきましょう。
◆利用実績があるか
利用実績というのは今までの債務履歴のことです。期日に延滞することなくきちんと返済をしているかを確認されます。たとえ追加融資を繰り返し受けていたとしてもきちんとその都度返済を怠らずにしていれば大丈夫でしょう。
基準として約6ヶ月間の利用実績が優良であると判断されれば増額依頼を受けてもられる可能性が高くなります。つまり借り入れを始めてからすぐには増額はしてもらえないということです。
信用は少しずつ積み上げていかなければなりません。申し込み時の審査で希望限度額より低く金額を設定され増額を求めたい時にはまずは半年間しっかりと延滞することなく返済をしていくことが大切です。
◆他社から借り入れをしていないか
利用実績をあげるため、返済を延滞しないようにと他社から借り入れをしていては意味がありません。たとえ借り入れ金を返済に使っていなくても、他社を利用しているだけで印象が悪くなってしまいます。
ちなみに私たちの債務履歴や返済履歴はすべて個人信用情報機関というところに記録されていますので誤魔化すことは一切できません。他社から借りて自社に返済したこともすべてお見通しです。
◆個人情報の変更届けをきちんとしているか
勤務先が変わったり、引越しをして住所が変わった時などはその都度すぐに変更届けをしておかなくてはいけません。勤務先や住所の変更はお金を貸している業者から見れば、返済の延滞などの連絡が取れないことでもありますのでとても重要です。この変更届けを怠ってしまうと信用度はグンと下がってしまうことでしょう。
◆増額依頼は基本的に自分からする
キャッシング会社からたとえ優良顧客だと認められていても増額依頼がくるわけではありません。もちろん何もしなくても依頼の連絡がくることもありますが、基本的にはキャッシング会社の方から増額依頼があることはありません。増額の依頼が6ヶ月過ぎたのに来なくても優良顧客と認められていないわけではありませんので増額が必要な時は自分から依頼をしてみましょう。
◆総量規制対象外の銀行を利用する
増額の依頼に必要な期間である6ヶ月を満たしていない場合は銀行のカードローンに借り換えるという手もあります。総量規制により年収の3分の1以上は借りれなくなりました。たとえば100万円借りたくても年収300万円でなければ借りることはできません。
しかし銀行カードローンは総量規制の対象外であるため審査にさえ通れば100万円の融資を受けることが可能です。しかも銀行は消費者金融と比べて低金利です。大口の融資を受けるのでしたら銀行カードローンの方がオススメです。
このように増額依頼を希望する時には過去の債務履歴だけではなく現在の自分の状況を把握して整理しておく必要があります。ちなみに心配な方は個人信用情報機関に申請すれば自分のデーターを教えてもらえますので増額依頼の前に確認しておくのも良いでしょう。